
どうも、たくかいじゅうです!
今回は、Windows風のオススメ無料OS・Zorin OSについて、インストール方法、日本語化・日本語入力の設定など書いていこうと思います。
ちなみに、この記事で扱っているZorin OSのバージョンは、12です。
インストール方法も、かなり丁寧に書いた(つもり)ので、結構時間かかったw
中古で格安でサポート終わったOSの入ったスペックの低いパソコンを購入し、Zorin OSを導入する、みたいなのがオススメですw

これこそ真の、格安PC!w
※執筆時点の情報です
※この記事の作業で何が起ころうと、筆者は一切責任を取りません。
Zorin OS とは
UbuntuをベースとするLinuxディストリビューションで、Windows風の無料OSです。
まあ、早い話がLinux OSの一種。それも、Windowsっぽくて、Linux初心者でも使いやすい。
このように↑、かなりWindowsに似た見た目となっており、「今までWindowsしか使ったことがないっ!」という方でも、直感的に使うことができます!
筆者は、実はこの記事を、Zorin OSから書いてますw
というか、ブログ書くときはだいたいZorin OS使ってるw
なにせ、Windows10が好きでないので・・・。
そして、無料のZorin OSには、「Zorin OS Core」と「Zorin OS Lite」の二種類あります。
「Zorin OS Core」が通常版で、「Zorin OS Lite」が軽量版、という感じです。
違う点は、スペック要件。
こんな感じ↓です。
ZORIN OS 12 LITE
- CPU:700 MHz シングルコア
- メモリ:512 MB
- HDD容量:8 GB
- ディスプレイ解像度:640 × 480
Zorin OS Core
- CPU:1 GHz シングルコア
- メモリ:1.5 GB
- HDD容量:10 GB
- ディスプレイ解像度:800 × 600
スペック要件はそれぞれ、こんな感じなので、自分がインストールしたいパソコンに合う方を選びましょう。
2019年8月21日追記:サポート期間とベースのUbuntuのバージョン
肝心なことを書き忘れていました。「サポート期間とベースのUbuntuのバージョン」です。わけあって気づきました。
公式ブログを探し回ってやっと情報を発見しました。
As Zorin OS 12 is based on Ubuntu 16.04 LTS, it will be supported with security updates until April 2021.
とのこと。翻訳して意訳すると、要は、「Ubuntu 16.04 LTSがベース、2021年4月までセキュリティアップデートでサポートされる」ということです。
ちょっと今からインストールするにはサポート期間が短いかもしれませんね。「Zorin OS 15」も出ているようですが、2019年8月21日現在ではLite版がまだ出ていないので、出たら使ってみて、記事も書こうかな、という感じです。
インストール方法〜日本語化・日本語入力の設定まで
この記事では、Zorin OS Liteのインストール方法、日本語化・日本語入力の設定方法を紹介していますが、Zorin OS Coreの場合もほとんど同じです。
イメージファイルのダウンロード
2019年8月4日追記:公式のダウンロードページの見た目が変わっていました。また、よりダウンロードしやすいページを発見しましたので、そのページを用いたやり方を下の方で紹介しています。今まで気づかず申し訳ない・・・。
↓過去の情報↓
まずは、こちら↓の公式のダウンロードページへ移動します。
Zorin OS Liteの場合:Download Lite – Zorin OS
Zorin OS Coreの場合:Download – Zorin OS
この記事ではZorin OS Liteをダウンロード〜インストールしました。
そしてスクロールさせていくと、
(画像)
こんなのがあって、「えっ、まさか有料?」とか思ってしまうのですが、これは「Zorin OS 12.4 Lite Ultimate」なので、もっと下にスクロールさせると、
(画像)
こんなのが↑あって、値段(というといいのかな?)を選択できます。
ここでは、「無料OS」ということなので、0にしました。↓
(画像)
↑そして、「Download Zorin OS 12.4 Lite」(執筆時点)をクリックし、
(画像)
↑32bitか64bitか、パソコンに合わせてダウンロードしましょう。
↑過去の情報↑
↓2019年8月4日追記した情報↓
まず、こちらのページを開きます(新しいタブで開かれます)。
そして、スクロールしていくと、
画像:SourceForge.netのZorin OSのページよりキャプチャ
このような↑ところがあるはずです。この右下にある、「See All Activity」をクリックします。
そしてまたスクロールさせると、
画像:SourceForge.netのZorin OSのページよりキャプチャ
このような↑場所があります。
この中から、Zorin OS Lite 12 32bit版なら「Zorin-OS-12.x-Lite-32.iso」を、
Zorin OS Lite 12 64bit版なら「Zorin-OS-12.x-Lite-64.iso」を、
Zorin OS Core 12 32bit版なら「Zorin-OS-12.x-Core-32.iso」を、
Zorin OS Core 12 64bit版なら「Zorin-OS-12.x-Core-64.iso」を、
それぞれクリックし、ダウンロードします(xと表記した部分はバージョンの番号です)。
※よくわからない、という方は、「Zorin OS Lite 12 32bit版」にしておくと大体使えるハズです。
1GB以上もあるので、ダウンロードにはかなり時間がかかります。
気長に待ちましょう。
ダウンロードしたイメージファイルの書き込み
USBメモリか光ディスク(DVDなど)のどちらかに、ダウンロードしたイメージファイル(筆者の場合は「Zorin-OS-12.4-Lite-32.iso」)を書き込みます。
書き込む方法についてはこちらの記事↓をご覧ください。
注意:インストールしたいパソコンが、ダウンロードしたファイルを書き込む先のメディアに対応している必要があります。
僕はDVDに書き込みました。
ライブ起動
イメージファイルの書き込みが終了したら、インストールしたいパソコンにイメージファイルを書き込んだメディアを入れて、ライブ起動させます。
よくわからない方は、こちらの記事↓の、”起動ドライブの順番を変える”と”ライブ起動”をお読みください。
起動に成功すると、最初この画面が表示されました。↑
僕の場合、DVDからライブ起動させたからか、この後時間がかかりました・・・。USBの場合も遅いかもだけど。
というわけで、おそらく時間がかかるので、パソコンは放置して別の作業でもしておくと良いでしょう。
インストール方法
インストール画面の日本語化
しばらくすると、こんな画面↑が表示されます。日本語にしたいので、赤で囲った部分を下の方にスクロールさせます。
そして、”日本語”をクリックすると、↑このように、日本語の画面でインストールすることができます。”Zorinをインストール”をクリックします。
(ちなみに、”Zorinを試す”をクリックすると、インストールなしで、Zorin OSを試すことができ、便利です。ちゃんと動作するか確認するのもアリでしょう。)
Zorinのインストール準備
”Zorinのインストール中にアップデートをダウンロードする”と、”グラフィックス、Wi-Fi 機器、Flash、MP3やその他のメディアに必要なサードパーティーソフトウェアをインストールする”の2つを、するかしないか、チェックボックスで選択できます。
初期状態では、”グラフィックス、Wi-Fi 機器、Flash、MP3やその他のメディアに必要なサードパーティーソフトウェアをインストールする”だけにチェックが付いていると思いますので、そのままで、”続ける”をクリックします。
(”Zorinのインストール中にアップデートをダウンロードする”にチェックしてもいいですが、インストール後にもできるので、筆者はしませんでした。それに関してはお好みでどうぞ。)
インストールの種類選択
パソコンに既に何らかのOSがインストールされている場合、↑このような画面になります(黒で塗ってあるところに、既にあるOS名が表示されます)。
ここで、選択肢が分かれます。
もともとあるOSを残して、それとは別にZorin OSをインストールしたい場合は、”Zorinを(もともとあるOS名)とは別にインストール”のままで、”続ける”をクリックします。
もともとあるOSを削除し、Zorin OSをインストールしたい場合は、”ディスクを削除してZorinをインストール”にチェックを入れてから、”続ける”をクリックします。
”Zorinを(既もともとあるOS名)とは別にインストール”にした場合、↑このような感じの画面になります。赤で囲ってあるところを左右に動かし、「どちらのOSに、何GB振り分けるか?」を設定します(左がもともとあったOS、右が新たにインストールするOS)。
筆者は今回は、”ディスクを削除してZorinをインストール”を選択したので、その続きを書いていきます(”Zorinを(既もともとあるOS名)とは別にインストール”にした場合も、ほぼ同じです)。
こんな感じのウインドウ↑が出たら、”続ける”をクリックします。
どこに住んでいますか?選択
タイムゾーンの選択かな?↑ 日本に住んでいるなら、”Tokyo”から変更せずに、”続ける”をクリック。
キーボードレイアウト選択
キーボードレイアウトの選択です。筆者は、そのままで”続ける”をクリックしました。基本的に、ここから変える必要は無いかと思います。
ユーザー名・パスワード入力
この画面↑になったら、それぞれ入力していきます。”あなたの名前”を入力するだけで、”コンピュータの名前”と”ユーザー名の入力”が自動で入力されました。もちろん、自動で入力された文字を消して、自分で入力し直すことも可能です。
こんな感じに↑入力しました(”あなたの名前”とか隠してます。また、実際はパスワードは、もっと長く入力しました)。
インストールの開始
そして、インストールが始まります。時間がかかるので、パソコンは放置しておいて、別の作業をしておくとよいでしょう。ちなみに、筆者の場合、20分か30分くらいかかりました。
以下、画像を数枚貼ってます。
再起動する
無事インストールが終了し、この画面↑になったら、”今すぐ再起動する”をクリックし、再起動します。
ログイン画面
なんだこれ、英語、読み方も意味もわからん・・・。
文(?)の最後に、”Enter”と書いてあったので、Enterキーを押しました。
そして少し経つと、画像↑のように、ログイン画面が表示されました!(白い部分にユーザー名が表示されています)。
早速、ログインします。
Zorin OSにようこそ。
しかし、まだ日本語になっていない箇所があったり、大問題として、日本語入力ができません・・・。
というわけで、以下では、それらの設定方法を紹介します。
日本語化・日本語入力の設定
まずは日本語化
まず、この画面↑で、一番左下のをクリックします。
そして、”設定”をクリックします。
この画面↑になったら、赤で囲った箇所、”言語サポート”をクリックします。
すると、↑このような画面になるので、「利用可能な言語サポートを確認しています」が終わるまで待ちます。
そしてこの画面↑になったら、”アップデート(U)”をクリックします。
この画面↑になるので、しばらく待ちます。筆者の場合は、数分ほどかかりました。
そしてこの画面↑になったら、”インストール(I)”をクリック。
パスワードの入力を求められる↑ので、パスワードを入力します。
パスワードを入力したら↑、”Authenticate”をクリック。
このように↑、インストールが始まります。
インストールが終わったら、↑このような画面になります。
”メニューとウインドウの言語:”のところの一番上が日本語になっているのを確認します。なっていなかったら、ドラッグ&ドロップで一番上にします。
そして、”システム全体に適用”をクリック。
またパスワードの入力を求められるので↑、パスワードを入力します。
この後、ログアウトしてからログインするか、再起動することで、設定が完全に適用されます。
これで、「日本語化」は終了です。
続いて、「日本語入力の設定」をします。
日本語入力にする方法
これは、かなり、あっさりと終わります。”キーボード入力に使うIMシステム:”のところが、最初は”なし”に、なっているのですが、そこを”fcitx”に変えるだけ。
こんな感じ↑に。
この後、ログアウトしてからログインするか、再起動することで、設定が完全に適用されます。
シャットダウン、ログアウト、再起動方法
スタートメニュー↑で、をクリックします。
するとこのようなウインドウ↑が出てくるので、この中からシャットダウンか、再起動か、ログアウトか選択するだけです。
Wifiに接続する方法
この画面↑で、をクリックします。
すると、無線LANを内蔵しているパソコンなら、↑このように表示されるので、接続したい接続先のSSIDを選んで(この画像ではSSIDは黒く塗って隠してます)、
そのWi-Fiルーターのパスワードを入力すると、Wifiに接続できます。
まとめ
というわけで、「Zorin OS」についての記事を書いてみました。
こちらの記事で、「無料OSがオススメ!」「Zorin OSが使いやすい!」とか言っていながら、Zorin OSの記事を面倒くさがって書いていなかったので、やっと、という感じです。
実際、Zorin OSはWindows風でLinuxを今まで一度も使ったことがない人でも直感的に扱え、かなり便利でスゴいOSです!
使わないパソコンがあるのなら、是非インストールしてみてはいかがでしょうか?